2015-06-02

6月2日 タヒチからのグッドバイブレーション

"The things of nature are the Lord's silent ministers, given to us to teach us spiritual truths. They speak to us of the love of God and declare the wisdom of the great Master Artist". ~Ellen G. White
(自然のあらゆるものが、私達に何かスピリチュアルな真実を教えてくれるために神から送られた神様の静かなる宣教師である。それらは私達に注がれる神の愛を伝え、その偉大なる芸術のマスターの叡智を讃える)
本橋君(凄い!)
(カボベルデの弟、エアルトン)
タヒチの大会、めちゃくちゃビッグウエイブではなかったようだが、それでもトップ選手が充分ドキドキし、満足するパワーと大きさと完璧な波の中、おそらく世界でも最高の大会が開催されt。残念ながらライブはなかったのでどんな様子かはわからないが、写真を見ただけでもみんなの表情からも素晴らしかったのがよくわかる。
ケアヒ、彼はめちゃくちゃ上手くてスムーズすぎて凄いことをやっているように見えないことがある意味弱点かもといわれるほどカイトもサーフィンも上手い。


優勝したゼイン・シュワイツアー
優勝はゼイン。サーフィンもとびきり上手でジョーズも行くビッグウエイバー、その上グーフィー、ゼインにとってこの大会で勝つことは数年来の夢だったそうだ。
決勝では終始カイオにリードされて板にも関わらず最後にものすごくサイズのチューブを決め堂々の初優勝、本当にうれしそうだった。

潤君や本橋君だけでなく、ほとんどすべての選手がここでいろんな刺激を受け、謙虚にさせられ、そしてパワーのある波に敬意を示している。

(ベント・ロディガーまだ10代だけどウインドでもチャンピオン)
マーシャルで冬のほとんどを過ごし、チューブや掘れる波にはなれているベーント、彼はここの波ではスイッチでグーフィーで乗っていた。彼も思ったような結果は出せなかったようだ。
"The greatest test of courage on earth is to bear defeat without losing heart." -Robert Green Ingersoll ~ Sapinus kicked my ass... tested my abilities, and made it painfully apparent that I've got holes in my surfing • Still, it's kinda hard to feel like a "loser" floating around in Tahitian waters. Win, lose, or draw I have to appreciate these waves we've been blessed with on our trip! And we still have another week to enjoy!”
(この地球上でもっとも自分の勇気を試されるのは、自分の心をおられることなく、敗北をうけいれることである。ロバート・グリーン・インガソール)
サピナスはぼくをうちのめした。僕のスキルを試し、痛いほど自分のサーフィンはまだまだ埋めるべき穴だらけだということをわからせてくれた。とはいえ、タヒチの海の上にこうやって浮かんでいるのは負け犬の気分とはほど遠い。勝ち、負け、或は運の有る無し関係なく、この旅で巡り会えたこの素晴らしい波に感謝しないわけにはいかない.そしてまだあと1週間もこの波をエンジョイできるんだから!

そして誰もが認める最も大きなアプセット、カイが一回戦でエアルトンに破れ、その後敗者復活でも一回目で負けてしまった。誰もが勝て、負けることが出来るほどレベルの高い大会だったとはいえ、カイだけはほとんど手の届かない一にいると大勢が思っていた、おそらくカイ自身も。それでも良い波が取れず負けてしまった。
どんなにか悔しいだろうと思うけど、彼はその悔しさの中からもポジティブなことを見つけ前向きな投稿を残していた。そう言うところが負けた時に言い訳することは決してないからすばらしい。
”Where to start... As of lately my luck hasn't been with me like it normal is. I experienced a difficult loss today at the ‪#‎SapinusPro‬ on my first day here in beautiful Tahiti. It would be easy to be depressed about it but by looking back to the beginning of this year and realizing the many hurdles I've had to go over I have come to the realization that the best action to take from all this is to continue to stay committed to my chosen path and endure all that is thrown my way for I can handle it! 💪🏾 I can't wait to get the jersey back on.  ”
(どこからかきはじめたらいいんだ?いつもは誰よりもラッキーな僕だがここのところ僕の運はいつもほど自分の方に向いてないみたいだ。この美しいタヒチに到着した初日の今日、サピナスプロでかなりきつい敗北を味わった。落ち込むのは簡単なことだけど、今年の初めのころを振り返り、たくさんのハードルや難関を乗り越えてきたことを思い出したら、今ここで出来る最善のことは、この悔しさをすべて受け入れ、自分の前に出されるすべてを我慢し、乗り越え自分の道を全力で進み続けることだとはっきり見えてきた。なぜなら自分が耐えられないものはひとつもないのだから。
次の大会ジャージを着てヒートに挑みリベンジするのが本当に待ちきれない思いだ。)

カイの立場からいったら一回戦でこけることがどれだけショックで悔しいことかは想像に難くない。でもどんなに悔しくても、理由があっても言い訳をいっさいせずに潔く前向きでいる。こういう姿勢態度は本当に見習うべきであり、これが彼がマスターであるゆえんなのだと思う。まわりに素晴らしい見本を見せてくれる人たちがいるのは本当にありがたいことである。彼なんて私の年齢の半分にもならないけど、私の偉大なる師の一人だと思っている。年齢なんて全く関係ない。

スタンドアップパドルのコンテストの中でも最もハードなラウンドのタヒチ、自分のスキルでと到底太刀打ちできないと思いながらもここに来て思ったこと、それはここにこなければわからない世界感があるということでした。
チャージしたライダーを結果はともかく讃え合う、今日お前のファーストライドは最高だった!ってそれが波乗りじゃないかなって思う。
スポンサーがどうの、資金がどうの、そんなの関係ないと思う、どうせ賞金なんてもらうつもりできてないし。
ここの波に乗りたければここにくればいい、これがやれたければただやればいい、ここにいる人間はみんなそうだから。
あと10日間、こんな気持ちを大事に本橋君と頑張ります!」
トライアルで上がれなかったあとも本橋君のサポートをしながら彼らは二人で大会を最初から最後までボードの上から観戦して勉強した。潤君の投稿は希望とモチベーションにあふれるものだった。
昨日まではひたすらチャンネルからボードに座りファイナルまでコンテストを見続け自分のライディングのイメージを高めていました。
なかなかこの環境でトップライダーのマニューバーを見ることはできないし、最高のインプット。
優勝したゼーンのバレル、目の前であれを見ることができ最強のバイブレーションをもらいました。
6時間以上飲まず食わずでひたすら海を漂っていたので2人とも日焼けしすぎでケニア人みたいになっています笑
今日からその見たものをアウトプットしていく日々になりそうです。
10日どれだけやれるか本橋君と二人でイメージ高めてやっていきます。」

ヒートで負けたって、気にかけていた私達みんなに大きな刺激と感動を与えてくれた。挑戦し、守りに入らないことをj二人は教えてくれた。とにかく自分が満足できるだけ頑張ればそれで良い、大会の勝ち負けよりも自分の弱さ、恐怖心にだけ負けずにいればそれで良いと思う。そして彼らはすでにタヒチに来ることで私の目にはウイナーなのだ。とにかくRide for tomorrow, 怪我だけは気をつけて頑張ってほしい。

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