2014-10-11

10月11日 プラン変更

たー君のシークレットキャンプサイトを5時半頃でて夜明け前に波のあるところに移動、昨日みてサーファーがいないうちしかスタンドアップでは乗りにくい雰囲気だったので誰もいないときだけでも乗れないかなあと思ったのだが、波は小さい。もたもたしていたら二人サーファーが来て入って行ったので、あきらめ、平水面のなかをクルーズすることに。波が大きくなった時にブレイクするというアウターリーフのところまでロケーションチェックがてら漕いで行ったけど、結構な風が吹いていて、これ以上吹いたらアウトに流されそうな雰囲気。波が上がってもこの風だったらちょっと波に乗れる自信がない。流されたら太平洋のど真ん中までいってしまい引っかかるところもない。波が大きくなって割れ始めても風が強かったら行くべきかどうかしっかり判断しなくてはならないなと実感した。
その後大回りしてうろうろ漕いだけど向かい風で漕ぐのは腰に余り良くないようで最後の方はちょっと辛かったかな。

でもきれいな海で漕ぎ、運動できたので気分は爽快。
その後皆の波乗りを見ていたが、やはり波があるのに乗れないのはつらい。波乗りでもちょっとよそ者が入れる雰囲気はなく、その上サーフィンは下手な私にはとても入って行けないので散歩などをして時間をつぶすけど他の場所だったら一日海に入れて板かなあ、とちょっと欲も出る。
そのうえ雑誌の記事の最終段階に来てるのに、携帯が繫がらないエリアにずっといるので編集の人が私に連絡を取れずに困っているのも知ってるので気になってしまう。
明日は波が上がると言うけれど、何となくスタンドアップでよそ者が出て行くのは(たとえそこに誰も来ないとしても見える事は見えるので)あとで何か言われたり、言われなくてもあまりいい印象を持たれないかもしれないという気持ちになってきて、そこで乗りたいという気持ちが薄れてしまった。
だって何よりそこが大事、人をいやな気分にさせてまでするほどのものじゃない。それがいくら意味のない敵意や変なローカリズムだったとしても、そこでやらなくても私は他に行ける(そこに住んでいるわけではないので)ので、わざわざそこで乗る必要はない、やはり、いいよ、乗りなよとにこやかにいってもらえるところで乗った方が良い。ああ、これだったらもともとのプラン通り北陸八丁浜ノサップのウエイブの大会にいって皆と楽しく過ごせばよかったーなどとちょっと思ったりも下が、さすがにいまから行くには遠すぎる。

そんな事で、急遽夜鎌倉に戻ってくる事にした。このままあまりウエルカムな空気がないところにいたままマウイに帰るのでは、2ヶ月間の最高だった日本の滞在の締めくくりにしてはもったいない。たーくんには申し訳なかったし、帰りたいなんていったら彼の事だから申し訳なく思ってしまうだろうから悪いなあとは思ったけど、でも帰る事にした。
そして彼も分かってはくれたと思う。

帰り道、ヴィラ白浜にご挨拶がてら寄ってみた。ちょうどコンピューターの電池がなくなり、いくつか大事なメールを送りたかったので、ここでインターネットを使わせてもらってると、そのまま当たり前のように夜御飯まで出してくれた。ちょうどここでパタゴニアスタッフがヨガリトリートをしていたので嬉しい再会も!
パタゴニアのスタッフにはこのヴィラ白浜は大人気、いつもいろんな事で利用してくれている。ウインドサーファーのタイガさんも長期滞在していた。ここでの生活はほんとに心を豊かにしてくれる。
相馬さんファミリーと一緒に御飯を頂き、ここに泊まっていけと誘ってくれたけど、明日波があったら暗いうちから鎌倉で出たい。暗いうち、サーファーがいないうちしかスタンドアップでは出れないのでなんとか頑張って夜のうちに鎌倉に戻りたいので眠い目をこすりながら出発。

結局いろんなところでとまって電話したり、うとうとしたりしながら深夜2時前に鎌倉到着。明日夜明け前には起きれないかもしれないなあ。

ちなみにもともと行こうと思っていたのに行くのをキャンセルした八丁浜はマジカルなエピックコンディションだったそうだ、コンディションだけでなく、皆の雰囲気も最高で素晴らしい大会だったらしい。みんなにも会いたかったな。
後悔先にたたず。
こういうときもあるさ。

ところで今日は月命日、こんなくだらない事でがっくり来ているが、もっともっと重大な問題、悩み、苦しみは世の中いくらでもある。波がいまいちだった、何となく雰囲気がフレンドリーでなかった、なんて事でくよくよしている私はなんて幸せな環境にいるんだろうと改めて感謝しなくては行けないな。
東北のニュースや便りを聞くとやりきれない思いにさせられる事が本当に多い、実際それが自分に、そして自分の故郷に怒ってる人たち、それがいくら頑張ってもなかなか変わらないことをどうする事も出来ずにいる人たちに私が出来る事はほとんどないけれど、人事に思っているわけではない。日本中のどこでも皆が公平に権利と幸せをうけなければくにの本当の幸せはやって来ないと私は信じている。

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