2011-02-28

2月27日 Arrival of the new swell

朝起きると波は上がっていた。ありがたいことにドカンと巨大な波ではなく。ちょうどいいくらいのオーバーヘッドサイズ。最初はミドルズで乗っていたが波数に対してスタンドアップの数が結構多く、レフトの波はサーファーが大勢いたので気を使って譲っていると余り数乗れなかったので沖で割れるチキンウイングズに移動。こちらは上手な人ばかりなので順番にいい波を取っていく、ラインナップがわかりにくい上に掘れる波なので私はなかなかいい場所にちゃんといることが出来なかったが、ほかの人たちはここの癖をよく理解していて完璧なところからテイクオフしていた。一人ビキニの女性がいてとても上手に乗っていたけど彼女は生まれたときからここが遊び場で、ここのスポットを知り尽くしているらしい。見ていてもとってもきれいだった。彼女がこっちを向いて湾の真ん中のほうを指差すので何かと思ったら、いるかが見えた。
ゆっくりそちらへ近づいていき、パドルをやめるといるかが近づいてきて30頭くらいの群れが私のボードを囲むようにしていったりきたりしてくれた。彼らのかわいい声。そして浮かび上がったときのぷはーっと言う息、そして滑らかに水を切って上に下に、横に斜めにあるいはくるくるスピンする様子を見ているだけで体中に幸せがあふれていく感じだった。
ああ、なんて素敵な一日なんだろう?

その後もしばらくチキンウイングで乗ってからミドルズに戻ってみるとスタンドアップは3人に減っていた。
腰がだんだん痛くなってきたので1ラウンド終了。宿に戻ってきたらもうすでに11時だった。午後はパタゴニアアンバサダーのケイトとマイキー、そしてケイトの弟でカウアイに住みながらサーフボードをシェイプしているアレックスと一緒にサーフィン、ケイトは世界的なクライマーでボーイフレンドでカメラマンでもあるマイキーと二人ついこないだ南アメリカ、パタゴニアの過酷な山フィッツロイを登頂、新ルートを開拓したとか。彼らはもう何年もそれを上るためにパタゴニアに毎年通い挑戦していたが、フィッツロイの強風、悪天候は多くのクライマーを阻むことで有名、何年もかけてやっと念願の登頂を果たした二人は最高の気持ちだったに違いない。

ビギナースポットの波は小さすぎ、かといってケイトたちはハナレイの波に乗るほど慣れてはいないしかなり混んでいたので私たちはチャンネルでみんなの乗ってる様子を眺めていた。

途中ジェットスキーが沖のほうから戻ってきたのが見えた、良く見るとレアードだったので手を振ると、「来てたのか。電話してくれ、ところでここはヨットの停泊エリアだぜ、こんなところでなに浮いてるんだ?」とからかわれた。
去年もレアードに会ったのはハナレイがかなり大きな波の日にインサイドボウルの6ftくらいの掘れたセットを3発ほど巻かれていたときだった。

夕食はケイトの家族、アンドリューの両親、そしてボブも交えてアンドリューの誕生日を祝った。冷蔵庫にあったたくさんの食材を一気にクリア、これで帰る前にほとんど消費できそうだ。たくさんあったにんじんでキャロットケーキを作ってみたが、かなり満足な出来、おいしい!誕生日やクリスマスなど祝い事が大嫌いなアンドリューにとってはある意味拷問だったかもしれないが、お母さんにとっては一緒に祝えるとっても幸せな日だったのではないかな?

2011-02-27

2月26日 晴れわたる空と海

昨日と同様波は小さい、朝はじめて町をぶらぶらした。マウイのパイアにちょっと似た雰囲気があり、しゃれたお店もいくつかある。お気に入りはSANDPEOPLEというショップ。海を感じさせる小物、ウエア、本、インテリアなどがたくさんそろっていて、アクセサリーもとってもユニークなものがたくさん、ハイクのまりちゃんが作るMAUIMARIもあった。そしてその隣にあるJAVAKAIというコーヒーショップのシナモンロールも病み付きになるおいしさ。

その後そろそろ滞在も終わりに近づいてきたので冷蔵にあるたくさんのブロッコリーとにんじんを無駄にしないために午前中アクセサリーを作りながら、キャロットケーキとブロッコリーのスープを大量に作った。

日中はハナレイ湾内をスタンドアップでクルーズ、波が余りないのでこぎ方の練習をしたり、スプリントをやってみたり。だんだん春が近づいてきているのできっとマウイでもみんなそろそろダウンウインドやレースのことを考え始めているに違いない。

パタゴニアのクライミングのアンバサダーであるKate RutherfordとカメラマンでクライマーでもあるMikeyもカウアイ入り。透き通る海と晴れた空、暖かい気温に感動しているようだ。
明日はまた新しいうねりがきて波が上がる予定、つかの間の休息だった。

2月25日 ウエストサイド

カウアイにきてからすでに1週間、やっとノースショアの波がサイズダウン。ちょっとほっとした気持ちで朝は海に行かずにのんびりした。ただサウスは波が上がったと言う情報、ちょっと気にはなったが今日は観光をすることにした。
ハナレイを離れて空港のあるリフエを通り過ぎ、さらに西へ進む。長年の友人である舟木ファミリーが住んでいるカラへオあたりから昔ながらのハワイといった風情の町並みが続く。大きすぎない昔からあるようなハワイの民家や、小さな食堂やMom and pop Storeと呼ばれるような個人経営のスーパー、このウエストサイドの雰囲気が私は大好き。マウイにはもうMom and Pop storeのようなお店が本当に少なくなってしまっている、Kmart、ウオールマート、コスコが出来たとたん、どれも閉店を余儀なくされていってしまった。かろうじてカフルイから離れた地域でいくつか経営されているが、そういうストアを私はサポートしていきたいと常々思っている。そうでなくちゃ、Buy local, eat localだって実践できなくなる。

さて昔の砂糖プランテーションの名残が残るパカラ、この部落はジェリーロペスの本「Surf is where you find it」の中にもストーリーがあって、ジェリーさんもお母さん方の家族がここで暮らしていたために子供のころここで多くの時間を過ごし、サーフィンを楽しんだ。心温まる、そして昔のハワイの雰囲気が目に浮かぶようなすばらしいストーリーが書かれている。
波はあるようだったが、風がすでに入っていた。
ワイメアタウンでは今日明日フェスティバルが行われると聞いていたのでそれを見に来たのだが、まだ始まっていなかった。のでまずはワイメアキャニオンへ。ここグランドキャニオンの縮小版のような場所でハワイにはあらゆる地形や天候があることをあらためて実感させられる。ちょっとしたトレイルをハイク氏、ランチを食べながら周りにいる鶏を見てうちで留守番してる子供たち(7羽の鶏)のことを恋しく思った。

帰り道ワイメアのフェスティバルによって見るとまさに小さな町のお祭りと言った感じで出店やブース、ローカルミュージシャンの美しいハワイアンミュージックの演奏、子供たちがはしゃいでゲームなどに挑戦する様子、とてもきれいな色合いのクリエイティブなレイ(それも生の花や草だけを複雑に組み合わせて作られている)の展示など心温まる時間だった。

ここの所波乗り合宿のような毎日だったのでちょっと息抜き、リラックスできた。

2011-02-25

2月24日 Brown water

(mauiでも雷はすごかったようだ。Photo by Jimmie Hepp)
昨日の夜突然雷がものすごい勢いで鳴り出し雨が降った。雨が降るのはしょっちゅうだが、あんなにすごい雷は余り経験したことがなく。余りの大きな音と地響きで、寝ながらも夢のなかで大地震があったのかと思い、おそろしさに声を上げ、急にびくっとしたその勢いで首が寝違えたように痛くなった。
夜中雷は続いていたようだが、朝にはすっかり収まり、風も無風になっていた。

今日で波はサイズダウンし、数日間波がなくなると聞いていたので朝早めにチェックに行ったが、波は十分あるのだが水の色がものすごい色で濁っていた。一ヶ月半ほど前にもマウイでこんな海のときがあったが、にごっているだけではなくそういうときは川からいろんなばい菌やバクテリアが流れ出ていることがあるので気をつけなくてはならない。
できるだけ海に落ちたくないなあと思わせる色だが、あまり混んでないので少しだけ出ることにした。レギュラーサーファーはアンドリューだけであとはみんなスタンドアップ、だからレフトの波にもどんどん乗ることができたし、小さな波なりに(と言ってもセットは頭くらいは楽にある)楽しかった。

午後はアンドリューのお父さんを連れてスタンドアップパドル。なんと一度も落ちることなくハナレイ湾をクルーズ。今度はぜひ水がきれいなときにやって亀やリーフなど上から見えるのを楽しんでもらいたい。

ところでマウイレインボウリトリートでもお世話になっている恵子アームストロング先生が3月に日本でワークショップを開く。今回は大阪のみだが、ぜひこの機械に恵子先生のすばらしいティーチングに多くの人に触れてもらいたいなと思う。
3月25,26,27日の3日間、詳しくはこちらのリンクにて
http://www.shala-uaoa.com/event.html

2011-02-24

2月23日 Absolutely beautiful!

昨日は完全に海にシメられたけど今日はサイズダウンしているはずだ、と早朝から準備。6時半ごろ友人のボブから電話がありサーフレポートをもらい、その後やっはろミドルズがいいし、ぜんぜん混んでいないというので急いで出発。風は穏やかサイズダウンとはいえセットは十分オーバーヘッドサイズある。反対に今日はセットに巻かれてもそれほどダメージは少ないのでリラックスして心から楽しめるコンディション。サーファーはほれているレフト、混んできたらスタンドアップはサーファーの多いレフトには行かないという暗黙のルールがあると聞いていたがある程度それが守られているし、ドロップインする人も少ない。

私もいい波をたくさん頂き、最高の気分。朝日は輝き、バックグラウンドの山々は神々しく心がきれいに洗い流されるような感覚。途中レフト側にいき、絶対に邪魔にならないところに陣取ってしばらくみんなのサーフィンを眺めたりもした、ボブもいい波に乗っていたし、アンドリューも掘れたテイクオフに果敢に挑戦。いつカラインナップが混んでない日があったらこれくらいのサイズで、バンバン巻かれながら少しだけ掘れた波も練習したいなあ。

とはいえ掘れた波、より大きな波に乗りたければいくらでもいけるところはあるのだ。ミドルズから気軽にパドルで行けるところもがらがらにすいていたけれど、昨日一日神経すり減らせて波乗りしたので今日はミドルズでリラックスファンサーフィンがしたかった。

それにしてもなんときれいな場所なんだろう?景色も波も海もきれい、そしてここに住む人たちもとっても自然で優しいアロハに満ちた人ばかり。
Thanks for letting me share the beauty of this island!

2011-02-23

2月22日 Waves are firing!

昨日の夕方2ラウンド目にミドルズに入るといつもと様子がまったく変わっていた。出て行くときに大きいのはわかっていたが、サイズだけでなく波の厚み割れるときの掘れ方、潮の強い流れなど何から何までまったく違うレベルで荒々しい。私が先に出たがすぐにこれは気をつけないと危ない、自分にハンドリングできない状況に陥らないようにしないと、とチャンネルの当たりで様子を見てセットの波がどんなものかしばらく様子を見た。午前中はレフトが掘れて、ライトはどちらかというとマッシーでカナハのような波だったが、いまやライトは割れる瞬間にグリングリンにほれてクローズアウトでテイクオフができずレフトのみテイクオフ可能、でもそっちは掘れ掘れセクションが延々と続くし、上手なサーファーがたくさんラインナップにいる。ラインナップにいる面子の顔ぶれもガラッと変わって、スタンドアップはゼロ、ロングボーダーもいたかもしれないがほとんどショートボーダー、そして年齢層が若くレベルも高い。レフトのラインナップの端っこにいることができたかもしれないが、私はよそ者だし、私がいるべき場所ではない気がしたのでクローズアウトするライトのさらに横でたまに割れる波、カレントの流れで面がぼこぼこになってる余りよくない、そして大きくない波に乗りながらとにかく自分のセイフティーゾーンから離れないことを優先して乗った。
アンドリューがパドルアウトするのが見えたのでできるだけ回り込んでみながら行ったほうがいいといいたかったが声をかけるにはちょっと遠すぎた。彼はあまりまわり込まず、セットが来ていなかった比較的穏やかな海面を突っ切ってパドルしていた。恐れていたとおり巨大なセットがやってきて何列にも並んで彼がいた真正面に大きな口を上げて彼を飲み込もうとしていた。板が折れるのに十分なサイズとパワーの波だったしもしリーシュが切れたら、あるいはスープに押されて上がってこれなかったら、とひどく心配したがセットが数本彼を痛めつけたあと猛烈な勢いで沖へパドルアウトする姿が見えたのでほっとした。その後も彼は誰よりも沖で、そして誰よりも奥で(ライトの波であれば一番ショルダーになるだろうがライトはどうがんばってもロングボードでテイクオフするのは無理な波だった)構えていた。
隣にいるのはめちゃくちゃ上手なショートボーダーで彼がセットの波の掘れたところから落ちるようにテイクオフし、超特急のようなスピードでフェイスを突っ走っていったのを見たばかりだった。そんなところにいてもとんでもないワイプアウトするだけだからもっと右のほうによってみんなよりもショルダーのところに行ったほうがいい、といいにいきたかったが、心の中で叫ぶだけにしておいた。
何度カセットが来てひやひやさせられたが、しばらくしてからやっとアンドリューはかなり先のショルダーのほうに移動し、そこでセットをくらい、(ピークで食らうよりはずっと楽だったはず)スープに乗ってインサイドまでやってきた。そろそろ上がろうということになったが普通に帰ろうとするとカレントが強くて大変そうだったのでアンドリューにはインサイドまでそのまま入ってからビーチを歩いたほうが早いと伝え、終了。わたしっはやられることはなかったけどいい波にも乗れなかった。でも仕方がない自分の技量がそこまで達していないのだから無理して出て行ってはいけない。安全な位置を常に確認し、どういうことに気をつければいいかを考える、という勉強をしたと思えばいい。

今朝アンドリューはなかなかモチベーションが上がらず。私は昨日よりサイズダウンするだろうと2時半から起きてしまうほど。結局一人で波チェックに行き、7時にたたき起こし海に行ったが小さくなったとは言うものの、セットはまだ大きく、海面がばたばたしている。セットの波のレフトはきれいなフェイスでスーパーホローだがそこでは乗れそうもないし(波事態が自分のレベル以上のものだし、サーファーが多いので)昨日同様ライトの端っこで乗れる波を選んで乗っていた。
今日もチキンウイング,レフトともに上手なサーファーたちがグリグリリッピングしていた。途中2,3人いたスタンドアップパドラーの一人がボードとパドル両方ともなくし、ボードはサーファーが捕まえてくれたがパドルをなくしたと探していたので一緒に探してあげたがかなり広い範囲のうえにカレントも強くいろんなところを漕いで回ったが見つけられず、ビーチに戻ったころにはその人すらもういなかった。パドル見つかったのかな?

波自体はそれほど大きなわけではないのだがパワフルでほれる、それにカレントがすごい。カウアイウエイブ恐るべし、ここでも完全にショルダークイーンの座を確立しつつある私なのだった。午後はハエナにあるボタニカルガーデンへ。South Pacificという映画のロケーションにもなった美しいそそり立つ岩山のふもとに作られてすばらしいガーデンを歩き回ってハワイの植物をいろいろ見て周り、その後ファーマーズマーケットに寄ったけれどこれがよかった、代々最近ハワイでファーマーズマーケットというと観光客相手の値段も結構高い余り新鮮でないものが売られていることが多いが、ここのはとっても新鮮で値段も手ごろ、今晩食べるオクラやねぎ、アボカドなど安く仕入れた。

夕方サーフィンに行く予定だったのだが疲れてきちゃってキャンセル。風も入っているし(といってもマウイスタンダードではグラッシーな状態というだろうが)波が大きいと体力的というより精神的に消耗し、疲れも増すような気がする。その分明日がんばろうっと。

2011-02-22

2月21日 ノースウエストスウエル到着

昨日一日波がサイズダウンしたと思ったら今朝はもうすでに新しいうねりが届いていた。早速ミドルズへ。昨日までのうねりとは向きが違い、ウエストが入ったうねりの向きのようだ。ミドルズもサイズアップしているけれど、はるか遠くに見える湾の右端と左端のポイントもダブル以上あり掘れ掘れの波、上手な人がリッピングしたりチューブに入ったりしているのがわかる。ミドルズのレフトはレギュラーサーファーオンリー(一人だけめちゃくちゃ上手なローカルのスタンドアップが乗っていたが)スタンドアップは見習いとの波に乗っている。この間ボブに聞いたところ込んでくるとそれが暗黙の了解、ミドルズのルールになってるらしい。カナハのほうに何でもかんでもパドルしちゃう人もいないし、余り上手でない人がいるとやさしく、あなたはここにいるといい、とかそこまでおくに行かないほうがいいとかアドバイスしたりしているのを見かける。去年に比べてカウアイ島で見かけるスタンドアップの数は3倍くらいに増えたけれど、スタンドアップの人口増加が原因でこのフレンドリーないい雰囲気が崩されないことを心から祈っているし、私たちのようによそから来るビジターに対して親切にしてくれるアロハの精神はマウイに私たちも見習わないといけないな、と思う。ところで日本のパタゴニア各店でジェリーさんの著書、サイン会が開催される。当たり前のことだがジェリーさん本人がお店に来て本にサインしてくれるのだ。
「Surf is where you find it」
訳すると自分の心持しだいでどんなところにいてもいい波にめぐり合える、(もう少し発展させると自分私大で幸せはどこにでも見つかるとも言える)このタイトルこそ私たち誰もが持つべき姿勢であり、ジェリーさんの生き方そのままだと思う。
3月5日(土)大阪ストア、6日(日)福岡ストア、7日(月)鎌倉ストア
詳しくはパタゴニアのウエブサイト www.patagonia.com、もしくはそれぞれのストアにお問い合わせを!ジェリーさんの本は私にとって何かというときにアドバイスを与えてもらえる(別に堅苦しくお説教や教訓が書いてあるわけでは決してないのだが)最も大切な本のひとつ。自分がかかわったということ抜きにしてもぜひとも多くの人に(サーフィンをしない人でも)読んでもらいたいと思っている本であり、またジェリーさんの人格、彼から感じられるピースフルな空気をじかに感じてほしいと思う。今までいろんな機会に取材などさせてもらったが、私を含め、取材した編集者やカメラマン、そのほか知り合うきっかけを持った人でジェリーさんのファンにならなかった人はひとりとしていないほど魅力あふれた人なのだ。
ぜひこのチャンスを逃さずにジェリーさんに会いに行ってほしいと思う。

2月20日 雨のハナレイ湾

朝からしとしと雨。波はサイズダウン。朝はのんびり過ごし、その後みんなでちょっとだけ観光。キラウエア灯台や周辺のビーチに行った。1913年に立てられたキラウエア灯台で一番印象に残ったのは歴代の灯台守さんたちの写真がどれも、ついた魚と一緒の記念撮影だったところ。仕事もいろいろ大変だっただろうけど、それ以外の時間はこの海で潜ってばかりいたんだろうな、とちょっとくすっと笑いたくなった。

波が落ちて高揚した気分が抜け、ここ数日、そして来る前マウイで延々と続いたグッドコンディションの疲れが一気に出たのか、我慢できないくらい眠くったので昼寝をしておきると3時半。借りている家はビーチパークから小さなとおりを隔ててるだけの距離なのでちょっとチェックしに行くとハナレイのメインのポイントがすいているように見えた。雨が降ったりやんだりだけど風はまったくない。普段はスタンドアップに乗ってる私が入るのは気が引けるし(たくさんスタンドアップが入ってはいるが)去年は大きな日に入ってボウルズでしっかり〆られたので今年はまだ入っていなかった。今なら入れる!と急いで家の前から出艇。そこからポイントまでは約5.6分のパドル、なんてことない。
ついてみると頭くらいの波、でもミドルズに比べると早いし、ショートボーダーも結構いるのでまずは端っこでしばらく見学し、インサイドの誰も乗らない波をもらいながらお勉強。

だんだん様子がわかってきてみんなが逃した波(いい波はほとんど誰かしら乗っている)をとって楽しんでいた。小さくても早いし完璧に割れるのでとっても面白い。何本かラッキーにもセットの波を取ることができ、一本はピークから乗りつないでそろそろ終わりかなと思ったころ急に波がまた大きくほれてきたと思ったらボウルっぽくなり、さらにセクションができていってそのぽこっトほれた部分をまっすぐ突き抜けて抜けることができた。もしかしたらこういう波がチューブに入る波なのかもしれないとチューブ未体験s者の私にとってたぶん今までで最もチューブに近づいた経験だった気がする。、もちろん実際のチューブライディング間での道のりはまだまだ長そうだが。
波のサイズは大きくなくても十分いろんなことを学べてすばらしいセッションだったし、ローカルの人も誰一人ドロップする人などいないし、みんな上手でフレンドリー。ただただその場にいさせてもらえたことを感謝。

雨ザーザーぶりの中家までパドルで帰り、シャワーを浴びて夕食。曇り空だけど毎日すばらしい波に恵まれている。明日の朝が待ち遠しい!

2011-02-21

2月19日 Total Bliss

真っ暗な中ボブと一緒に出発。途中でボブが働いているカフェでコーヒーとシナモンロールを手に入れてからビーチへ。波はサイズダウンするはずだったのだが昨日とそれほど変わらず、これ以上はないというほどクリーンでグラッシー、シナモンロールを食べるのももどかしくあわててパドルアウト。最初は4,5人だけだ毛で波は有り余っていた。
昨日も来ていた年配の(でも二人ともまったく贅肉のない鍛えられた体をしている)カップルは今日も来ていて、声をかけてくれたシェリルとリックはたぶん50代後半、とっても感じのいい二人だ。去年私たちが来たことも覚えていてくれて、とてもフレンドリー、こういう人たちがポイントの中心人物となって毎日いるとそのポイント全体の雰囲気がよくなるのだ。こうやって遊びに来る私たちよそ者も、ちゃんと受け入れアロハいっぱいにケアしてくれる雰囲気、私たちもそれに対して出きり限り謙虚に控えめに楽しませてもらおうという気持ちに自然となる。


土曜日ということもあり30分もしないうちに5,6人のスタンドアップがパドルアウトしてきた。それでもマウイに比べたらがらがらにすいているのだが、シェリルがあっちのポイントに行かない?と誘ってくれたのでついていくことにした。そこはレフトのいい波で、この日一日(朝の1時間半)の間にこの一年で乗ったレフトの波より多くのレフトに乗れた気がする。ここで練習したらレフトの波にも慣れてくるだろうな。
しばらくたつとなんだかみんな私たちのいるほうにやってきた・シェリルがなんだかみんなまで引っ張ってきちゃったわね、と苦笑していたがそれでもほとんどの人がルールを守るのでまったくストレスにならない。10時半に空港に行かなくてはならないのでまだまだ乗りたかったが午前の部は終了。

アンドリューのご両親をピックアップしたあと食材の買出し、新鮮な魚を売ってるお店やファーマーズマーケットに寄ってからハナレイベイの真ん中あたりに位置するバケーションハウスへ。ビーチまで歩いて50歩ほどの距離のすばらしい家で家からそのままパドルアウトすることができる贅沢なロケーション。ここでこれから12日間過ごすことになる。感謝感謝。

2月18日カウアイ島へ

朝いつもと同じくらいの時間に起きて7時前に出発。途中トウバをピックアップし、津村さんの滞在先にボードをドロップした後空港へ。今日から2週間カウア イ島にいくのだ。ところが今日は朝からまったく風もなく、昨日は巨大だった波も急激にサイズダウン、カナハは一日いいコンディションが続きそうな感じで、 何も今日行かなくてもよかったなあ、飛行機に乗ってる時間カナハでサーフィンできたなあ、などと往生際が悪かったが、カウアイにお昼前に到着するとこちら も晴れてていい感じ。波も十分ある。

去年最高に楽しかった思い出があるポイントに行ってみるとそこには3,4人しか入っていなかった、そ してセットは十分オーバーヘッドはある。岸から遠いので小さく見えるけれど沖に出るとさらに大きく、ほれていてすばらしい波だった。、ここはレフトのほう が掘れてスピーディーな波なのだが、去年は人も気になったし、自分もバックサイドが苦手でいつもライトにしか行っていなかったが、今回は人も少なくレフト の波もたくさん乗れた。去年私たちがきていたことを簿得ていてくれた人が何人かいて、すぐにフレンドリーに声をかけてくれた。この雰囲気が最高で去年のカ ウアイトリップが忘れられなかったのだ。(でもフレンドリーで最高だなんてみんなに言いふらさないで、「噂どおりローカルは怖くて最悪だった」って広めて くれといわれたが)
波がいいのもスbらしいけどこうやってローカルの人が親切にそして一緒に波をシェアさせてくれることは最高の喜び。結局初日からくったくたになるまで乗り倒し、その後雨の中友人宅へ。

ボ ブウエブスターは、雪山の友人、初めて会ったのはアラスカの山の中、彼らはジャクソンホールから着た3人のスキーバム(一人は今有名なカメラマンとして活 躍しているGVDことGreg Von Doesten、もう一人も今でも付き合いが続いている)私たちは4人で巨大なモーターホームに住み、彼らは今にも壊れそうな場に大柄な3人が詰め込まれ るようにして生活していた。ABAのヘリパッドのすぐ前に陣取ってお隣さんだった渡した市はどちらも山に上がるタイミングを逃さず一番乗りできることが優 先順位のトップだったのでその場所に基地をおいていた。天気が悪いときや風が強いときは何もできないので話をしたらイ一緒にすごすことも多かったが、ボブ は大きな体だけれどとってもおとなしい熊さんのような人だった。ジャクソンホールで過ごすようになってからも毎日一番のトラムに並んでいるときに顔を見か けたし、トラムラインで頭からつま先まで真っ白にパウダースノーをかぶったすがたでニコニコ次のトラムをまっている彼はいまだによく覚えている。スポン サーや写真撮影、大会などにはまったく興味を持っていなかったがすべることには誰よりも熱心な一人で、リフトから見えr大きなクリフの下にジャンプした形 跡があるとそれがボブのものであることが多かった。当時もいろんなレストランで働い来ながらスキーバムをしていたが、そのうちあまり見かけなくなったと 思ったら、長年の激しい運動で(以前はフリースタイルスキーの選手だったらしい)からだのあちこちの痛みがひどく、スキーができなくなってきてバハに行 き、サーフィンを覚え、その後カウアイに引っ越したと聞いていた。
カウアイにすむ今でもやるスポーツが変わったとはいえ生活パターンも性格もまっ たく変わっていない。料理人の仕事をしながら毎朝夜明け前に海に入り、たぶんプリンスビル(ノースショアにある高級新興住宅地)の中に3つほどはじっこに のこっている古びたおんぼろ小屋にサーファーんルームメイト3人とバハで拾った犬と一緒に暮らしている)家はおんぼろだけれどそこから見える景色は離れイ ワンが一望でき、歩いてがけを降りてメインのポイントにもいけるという環境のよさだ。
彼を見ていると自分が一番大切にしていることを回りに惑わされずに続け、軸がぶれない人生というものを感じる。今晩はキャンプする予定だったのだが雨がザーザーぶりなので彼のかうちに寝させてもらうことになった。
私にとってもアンドリューにとってもスノー時代からの大切ないとしい友人だ。これから2週間いろいろカウアイのことを教えてもらえることをうれしく思っている。

2011-02-19

2月17日 HUGE NORTH SWELL

波サイズアップ。ノースイーストスウエルが来るとき、マウイには予報より、大きなサイズがやってくるときが多い気がする。今日もせいぜい6ftくらいかと思っていたら10fてゃあったと思う。カナハですらクローズアウト。乗れないわけではないが、板を折る確立が高く、海面も荒れている。カフルイハーバーはおそらく大勢の上手なショートボーダーやプロでいっぱい。ウエブキャムで見るとウエストサイド、エスターンなどがすごくよさそうだったが、私はアスからトリップなので余り遠出をしている暇もなく、とりあえずパッキングや掃除を終わらせて午後時間があったらどこかで乗ろうと決めた。

今日はグラッシーで完璧なコンディションでなくてよかった、何しろやることが多すぎて結局準備に丸一日かかってしまったから。
あとできいたところによるとはーばーのいちばんはじ、HIDEAWAYSと呼ばれるところが良く、頭くらいの波がブレイクしていたらしい。私も年末に一回そこでオーバーヘッドの波が割れているときに乗ったが、すごくよかったし、人も少なかったので、あそこだったら今日も乗りたかったなあ。

とにかく予想以上に大きな波が一日島に押し寄せていた。

2011-02-17

2月16日 お腹いっぱいなのにやめられない状態

(カナちゃんウオーキング)
朝起きると風が轟々いっている、ああ、やっと休める、と思ったがカナハをチェックすると風がない、津村さんからも連絡があり、波もそれほど落ちてないようなので結局カナハに向かう。一緒に出て行くと疲れているのは私だけではないようで、海はガラガラ、ヒロさんかなちゃん晶子ちゃんがいたが、込んでるときは同じ時間に乗っていても気がつかないくらい人が多いときもあるのだが、今日は全部で10人前後なのでおしゃべりしながらのんびり乗れる。(津村さんとニューボード8’7クアッド)
津村さんは一番沖で辛抱強くいい波を待ち、毎回一番いいセットの波を乗ってインサイドまで来る。私とかなちゃんは中途半端なところでしゃべりながらも待っててセットに巻かれることが数回あったが、それでも結構楽しめる波を何本かずつキャッチ、ヒロさんも晶子ちゃんもそれぞれ自分のポジショニングで楽しんでいたようだ。

疲れた疲れたといいながらも風はないし波もサイズダウンとは言いながらも朝方のセットは結構なサイズがあり、やめるにやめられず。
でもさすがに午前中でやめて午後は用事や仕事を済ませた。
(Tracy と津村さん)
海から上がってからコーヒーを飲んだり、ピーターカブリナのところに津村さんと会いに行ったりしたのだが、偶然にもトレーシー、スージーエリオットがそれぞれその周辺にいたので再会。(二ールプライドのショップにあるポスター、ボスのピーターにはどんな分野でも誰もかな羽ない、なんでもスマートにかっこよく決めてしまう、いつ練習してるんだ!)
みんなそれぞれ石垣に来たとき津村さんほか石垣の人たちにお世話になっているのだ。津村さんたちのおかげでみんな石垣に対する印象はすばらしく、いつもまた行きたいねーと話している。(関係ないけど今日出会ったブルドッグ、昔から私はこういうタイプが大好きなのだ)

体はもうくたくた、でも波が悪くならないのでつい乗ってしまいなかなか休めない。もういらない、とは言わないが、かなり満腹状態、明日はさらにまた波が上がるらしい。体のメインテナンスが大変だ。

2月15日 まだまだ続くGood surfing condition

(photo by Tsumuraさん、こんな顔して乗ってるわけですね、はずかし)
波はサイズダウン、風が吹く、、、予定だったので私はカイトをするつもりで『やっとすこし朝のんびり休める!」とちょっとほっとした気分で家にいたが、ハイクは風が吹いているにもかかわらずカナハやフキパのウエブキャムを見ると完全にノーウインド、グラッシー、波もまだまだ十分セットは頭以上ある。
結局我慢できずにきっと風がすぐ上がってくるからそれまで波に乗って、それからカイトすればいいや、と出発。

カナハについたのはおそらく8時半ごろ、風はない。人も少ない。朝一番に入っていた人たちがあがって来るたびに、最高だよと笑顔で言ってくれる。
トウバとスージー、津村さんもすでに入っていて私を見ると皆「あははは、やっぱり我慢できずに出てきた!今日は休むって言ってたくせに」と笑われた。

最初のうちは波数と人数が合わずに波がとりにくかったが、それでもインサイドでスージーたちとキャーキャー言いながら楽しみ、そうこうしているうちにどんどん人がいなくなり、コンディションもさらにクリーンになってきてあがるにあがれなくなってしまった。

後半は久しぶりに会うヒロさんもニコニコサーフィン。フミさんもたくさんいい波をとっていた。昨日が誕生日だった65歳とは思えない(失礼)羽隅さんは今日はロングボードでにこにこ。人数と波数がマッチすると誰もいらいらせず譲り合える心の余裕が出来、海全体がいい雰囲気に変わる。
昨日は私が乗ってる反対側のほうでケンカがあったそうで、ロングボーダーのおじさんとスタンドアップのおじさんがF-wordを機関銃のように撒き散らしていたらしい。話を聞くとそのスタンドアップのおじさんは私もいつもその人がいると近くにいきたくないなあと思ってる人だった、とにかく来る波来る波とっていくし、アウトに出て行くときも誰かがすでにパドルしていてもインサイドから手前でくるっと方向転換し、乗ってしまい、結局彼のほうが奥にいるので自分はキックアウトしなくてはならなくなることが多いのだ。あれではロングボーダーの人が怒るのも当たり前だ。スタンドアップを根っから嫌うサーファーは多いけれど、そういう経験を何度もすればそれも仕方がないと思う。だからこそ、スタンドアップがいろんな面でアドバンテージがあることをしっかり頭に入れ、波は譲れるだけ譲って、周りにサーファーの人がいたら先に彼らに乗ってもらってから後ろの波に乗るくらいの気持ちでいるtちょうどいいのだと思う。海の上でけんかがあったら自分のケンカでなくても気分が一気にさめてしまうので、そうならないように出来るだけ一人一人が心がけたいものだ。

結局あがるにあがれないまま4時間半ほど乗り続け、ふらふらになって上がったらちょうど風が上がって来た。かなりオフショアだったのでフキパ方面は朝から吹いていたがカナハにはなかなか届かなかったようだ。「レインズが良かったらこれからカイトかよー」とちょっとビビりながらチェックに行くと波は頭オーバーでまあまああるけど風が案の定ものごくガスティーなオフショア。4人ほど出ていたが、これなら今日はパスしてもいいや、と出ないことに決めた。
夜はヨガの恵子先生とご主人のスキップ、そしてヨガリトリートがキャンセルになってしまったにもかかわらず、マウイに来てくださった美保子さんと一緒にディナー。あさってからカウアイに出発するので食材をかわずに家にあるものを出来るだけ使ってしまいたいといろいろありあわせのものを駆使してメニューを考えた。
ココナッツの漬物(最近のヒット)沖縄芋と普通の芋をミックスしたマッシュドポテト(紫色できれいでちょっと甘みがある)冷凍庫にあったアラスカ土産のサーモン(友人の自慢のたれレシピーで)、茨城の友達の手作り味噌のお味噌汁、マイブレンド雑穀ライス、残っていたアボカドなどいろんな野菜とえびを詰めた生春巻き、そして恵子ちゃんがもってきてくれた巨大な新鮮サラダで、結構なご飯が出来た。これで冷蔵庫の中もきれいになり、きぶんもすっきり。英語と日本語が飛び交う中いろんな話が出来てとっても楽しい夜だった。

2011-02-15

2月14日 Happy "Surfed out" Valentines Day!

(ホキパは今日も特大サイズ、4,5人はるか沖のほうで波待ちをしていたが、あそこまで出ていけるだけでもすごい)
今日も朝からカナハ。私が7時半ごろ着いたときには津村さんとしゅうぞうくんはもうしっかり海に入っていた。ちょっと風があり、[まあこれなら疲れていることだし、ささっと乗って家に帰れるわ」と反面ほっとしたりもしながらパドルアウト。
かなりノーススウエルでノースウエストの波とは全然違い、同じカナハでも波の質がかなり変わってくるし割れ方も違う。そういうのが少しずつわかってくるのも面白い。
波質がそんなに言い訳ではないのに、今日は私のところに面白いようにいい波が来た。投下いい波じゃなくても楽しく乗れた。

しゅうぞうくんは今日がサーフィンできるのは最終日。ショートボーダーで上手なのでこれは帰る前にやっぱりホノルアでいい波乗って帰るしかないでしょう、と津村さんたちは早めに上がってウエストサイドへ。私もそのままあがっちゃおうかなとおもったがもう一回沖まで出て行くと人はいないし波は結構良くなってきて風がやんでしまった。
結局海全体でも10人くらいしかいない中、波は有り余ってるし、知ってる人だけ出、みんな誰かがのると歓声上げて楽しんでくれるし、もうこれ以上乗れないというくらい乗り倒してビーチに戻った。
肩の筋肉痛が鋭い痛みに変わってきて、腰は重いし、ビーチから車までボードを運ぶのも一苦労3回くらい途中で休みながら(100mもない距離なのに)へとへとになって終了。時間を見るとまだ10時半だったが、もうこれ以上は今日は無理だ、とそのまま家に帰ってきた。

板に傷があったので旅に出る前に直さなくてはと思い、いつもお願いするGrampsのところへボードをもっていった。(先客はデイブカラマのボード、両レールにカーボンを張っていたが、それでしなりを減らすのかな?)
ダカインにも寄り、新しい(そして一番太い)リーシュを購入。リーシュが切れている人、ボードが折れている人がここ数日大勢いるので先手を打っておこうと思ったわけだ。

今日はバレンタインデー、こちらでもレストランは特別メニューを出したり、お店にはチョコレートやらハーとのお菓子が並んでいるが、私にとっては一番愛する海からすばらしいプレゼントをいただいたバレンタインデーだった。

明日はいったんちょっと波が落ち風が上がるらしい、そしてまたすぐ新しいうねりがきてそれを追いかけるように巨大なうねりが来るとか、これでもかというほど波が続いている。体もつかな。

2011-02-14

2月13日 Great Kanaha 続く

今朝も早起きしてサーフチェック。サイズアップしたといわれたが、とりあえずカナハへ。
ついてみると昨日とおんなじ感じで良さそう。それに風もない。津村さん、そして津村さんと一緒に滞在している石垣のシェフサーファー、厨房さん(しゅうぞうさん?)もいっしょだ。
入ってみると昨日ほどの大きなクローズアウトはなく、波の質もちょっと変わって昨日ほど良くはなかったが、それでもまだまだすいてて十分乗れる。

普段と割れる場所が違ったり波質が違ったので最初ちょっと戸惑ってしまったが、だんだん慣れてくるとインサイドのちょっと左寄りでいい波が割れることがわかってきた、わかっているのだが、気がつくとついついいつものアウトのピークにパドルアウトしてしまっていたが。

今日も混雑まったくなし、好きなだけ波が取れ、昨日ほど良くはないにしろ十分楽しく、お腹がペコペコで食べ物のことしか考えられなくなって仕方なくいったん上がった。その後栄養とエネルギーを補給し、もう一回ビーチに戻ったが、かなり疲れていたので乗らなくても良かったのだが、コンディションは変わらずノーウインドでよかったので出ないわけには行かなくなった。結局疲れた疲れたといいながらパドルアウトし、いいのを10本乗ったら終わりにすると宣言し、2時間弱で終了。最後のほうはほんとに海に誰もいなくてピークにいるのが私とアンドリューだけだった。

夜は津村さんたちが滞在している小笠原さんのゲストハウスへお邪魔した。シェフがいろいろご馳走を作ってくれた。中でもわさび風味のドレッシングは最高で作り方を教えてもらった。しゅうぞう君もGFのみきちゃんも私が知っているほとんどの石垣の人たち同様とってもメローで礼儀正しくて、やさしい人、そしてマウイをとっても気に入ってくれたみたいだ。私が石垣を訪れるたびに地元の人たちにほんとに親切にしてもらい、八重山の島の良さはそこに住んでる人の良さだと思ってるので、その人たちがマウイに来たときにいい思い出をもって帰ってくれればこれほどうれしいことはない。それに八重山とハワイはとっても共通点が多いような気がするのだ。

2011-02-13

2月12日 Crazy Good Kanaha!

昨日サイズアップしたので今朝はまずウエブキャムでカナハの波をチェックすると夜中オンショアだったようでクリーンでない。このままオンショアコンディションかな、とちょっとモチベーションが下がるけれど、サンドパイルはちょっとサイズが小さそう。結局カナハでまず出てみていまいちだったらサンドパイルに逃げればいいさ、ということになった。
今日は津村さんも一緒、。津村さんは石垣島に行ったときいつも世話になっていて、初めてカイトトリップでいったときにカブリナからカイトをプレゼントされ、自分で苦労しながら覚えた人でもある。スタンドアップもサーフィンもめちゃくちゃ熱心で上手。ほとんど毎日のように海に入っているタフなおじ様なのだ。ジミールイスの新しいスタンドアップモデル、クアッドの8’11のでもボードがめちゃくちゃ気に入ったようで楽しそうにリッピングしていた。

パドルアウトしてみると見た目よりずっといい。朝方は大きなセットが来てクローズアウトすることも何度もあったけれど、それでも波を選べばロングライドできるし、何より誰もいない!カナハ全体(ピークはいくつかあって人は普段も散らばっている)でも10人くらい。たぶん他の人たちもウエブキャムを見てそんなに良くないだろうと思って別のところに行ったに違いない。とにかく波が有り余っている。入っている人は皆ニコニコ、譲り合いながら乗ってもまだ波があまっている。パドルする腕より波に乗りすぎて足が疲れてきてしまうほど、(そんなことはカナハではめったにない)
津村さんに「友子さんは来る波来る波選ばないで何でも乗っちゃうからー」といわれたけど、普段のカナハは混んでいて端っこで待ってる私は残り物のなかのそのまた残り物しか乗れないくらいで、人が乗っていないものは何でも乗ろうとする癖がついてしまっているようだ。

疲れてはきても波がいいし人もいないのでなかなか上がれない、途中でトゥバ、スージー、スージーのボーイフレンドも登場。スージーは膝の靭帯の手術をしてまだ間もないというのに足全体を覆うようなブレースをつけて乗っていた。大丈夫なのかしら?
結局4時間乗りまくりで上がったときにはニコニコしすぎでほっぺたはひきつり気味、体のほかの部分は全部ギクシャクしているくらいつかれきっていた。途中沖からテイクオフしてインサイドに行ったときにインサイドで乗っていたサーファーの人がこっちに向かって何か叫んでいた。なんだろうと思ったら「Stop smiling so much!」だって。知らず知らずのうちににっこにこ顔で乗っていたらしい。
Well, I cannot help it!
ありがたいことに午後はオンショアが上がってきたので後ろ髪惹かれることなく終了。早めに家に戻り、めちゃくちゃ早い夕食を食べ、明日に備えて早めに寝ることにした。

2011-02-12

2月11日 Surf rising again!

昨日の晩はカイトボーダー大集合のBBQだった。ガールズナイト第2弾のつもりで私たち(とボーイフレンド)そしてスージーが泊まっている家のオーナー、ジェイソンストーンとルースだけかと思っていたら、時間がたつにつれていろんな人がやってきた。リキッドフォースのデザイナーでありライダーのジュリアン、リアルカイトボーディングのライダーでベテランのジェイソン・スリーザック、カブリナのスタッフとチームライダーたち、それに名前もわからない若手のプロたちが数人、最近カイトビーチに行っていなかったからこんなにプロがマウイに来ていたとは全然知らなかった。
スージーは新しいボーイフレンドのお披露目、今度の彼もイギリス人だが、レースカードライバーだそうだ。とてもカーレーサーには見えない少年のような細身のルックスでとても人当たりのいいやさしそうな人だった。
私はみんなにいつものごとく[もう9時過ぎてるじゃないか、友子のベッドタイムとっくに過ぎてる!」と馬鹿にされながらも気にせず早めに退散。あの後かなり盛り上がっていたんじゃないかな。

そのおかげで今日は早起きできず。朝からグラッシーでコンディションも良かったはずだが海についたのは8時すぎ。私の最近のお気に入りポイントサンライズには4人もスタンドアップパドラーが入っていた。だけど出てみたら4人ともいつもレインズで一緒にカイトをしている仲間だった。一人だけサーファーがいたが、それは昨日もいたダンだった。「今日もチューブ入れたよー」と大喜び。私は生まれて一度のチューブに入ったことがない、チューブの経験は死ぬまでに一度はやりたいと思っていることの一つだが、同じところで乗っていても、どうやればチューブに入れるのかさっぱりわからない、というかチューブに入ってしまいそうなところに間違っているとぐるぐるに巻かれることはあるが、それ以外はそういう掘れたところを避けて乗っているのだから無理に決まっている。

結局すぐにみんないなくなってしまったが、それでも風はないし波はどんどんサイズアップしてきて2時間以上一人で楽しめた。帰り道ママスの波は結構クローズ気味でサイズのあるものが入ってきていた。風が入ってきてしまったのでカナハに移動してみたが、こちらも風がオンショア、結局町で用事を済ませて帰ってきたが、波はまた上がってきたようだ。この冬もほんとにノンストップで波が続いている。

実は昨日オリンパスの防水カメラを水没させてしまった。新しいのを買うまでは写真が撮れない。今日なんてとってもきれいで波も大きかったのでとっても残念。早く代わりのカメラがほしいなあ。

2011-02-11

2月10日 Snapping the leash

今日も朝からグラッシーコンディション。昨日の疲れが抜けずにちょっと朝寝坊。波のサイズはダウンしたのでカナハはいまいちサイズがない、ということで私はフキパ方面をチェック。フキパはもちろん混んでいたがレインズはそれほどでもなく、ママスエリアはあまり人がいなかったので迷わずママスへ。一台だけ車を止めるところがあいてたのでラッキーだった。
出てみるとまだ完全なグラッシー。波は十分サイズがあり、かといってびびるほどでもなく。私にとってパーフェクトなコンディション。
ママスにはショートボーダーが数人いたので私はサンライズへ。そこにいた二人のサーファーのうち一人が大声で「イェーともこ!」と声をかけてくれたので、ああ、良かったここで乗っても嫌がられないぞと安心しながら近づいてみるとサーファーでありヨガ仲間のゆきえちゃんのだんなさん、ランディーだった。普段はサウザンピークスでロングボードに乗っているけれど今日はショート。もう一人のサーファーも昔からウインドもやっているというダン、二人ともフキパで混雑を避けてここで乗ってるだけあってとってもフレンドリーで、3人でおしゃべりしながらセットが来ると譲り合イ、本当に楽しい時間だった。サンライズはあまりロングライドはできないし、テイクオフのポイントが結構トリッキーでぼこっと掘れるので結構巻かれたが、このサイズなら心配いらないし、違ったタイプの波に乗るいい練習にもなる、何より人が少ないのが最高だ。

二人がビーチに上がった後ママスにいたウエイブスキーのお兄さんがこっちにやってきた。ママスにセットが入ったときエアリアルで垂直にものすごいエアリアルをしているのが見えたので、かなり出来る人だとは思っていたが、向こうからもこっちでダンがチューブに入っていたのが見えたらしく、こっちにやってきたらしい。メインランドの有名なホワイトウオーターカヤッカーの人がたまにマウイで波に乗ったるのにでくわすが、この人もそうかなと思ったら、地元のおにいさんで、これをガレージセールで買ったのだそうだ。何本か譲り合いながら乗った後、私は掘れたセクションで巻かれ、ぷちんとリーシュが切れた。まさについ最近リーシュを新しいのに変えといたほうがいいね、なんて話をしていたところだったのだ。ほんとに切れたのが今日でよかった。6ftのアウターリーフやカナハの巨大なセットとかで切れたら大変だった。波の小さい今日切れてくれて、ありがとう!
それでも板のところまで泳ぐのにパドルを持ちながらだと結構苦労した。ありがたいことにウエイブスキーの彼が板を捕まえてくれたからそれほど泳がずにすんだ。
ちょうど風も上がってきたのでこれで終了。

午後になると天気が曇ってきた。明日は雨かな?

2月9日 Glassy day again

(午前中カメラがなく、午後出たときは乗るのに忙しく全然写真を撮らずに終わってしまった今日の収穫はこれのみ、昔からの大先輩ブレット・リックル)
風はおさまり、またサーフィンコンディションに戻った。波はサイズダウンしたものの、フキパハ結構なサイズが入ってくる。カナハ
でも私には十分。他のポイントもチェックしたが誰も入っていなかったのでちょっとさびしくなってカナハに言ったところ、いつもそこに入っているカラマやボックスブラザーズの連中もカナハにいたので波がいまいち良くなかったのかもしれない。
私は用事があってちょっと出遅れたのだが反対に混んでいる時間を避けることが出来てよかったようだ。
9時過ぎにパドルアウトしたけれど風はまったくなく、つるつる、でも皆だんだん疲れて帰って行き、それほど人がいない中いい波をたくさん乗ることが出来たし、セットに乗ればかなり楽しかった。

結局いったん上がって車に合った食べ物を片っ端から食べてエネルギー補給したあとまたすぐに出た。2ラウンド目の途中で風がすこし上がってきたので疲れもあり、2時ごろ終了。

早めに帰宅し、鶏の世話をしたりして早めの夕食、早めの就寝。ここのところ毎日カイトや波乗りで体も疲れ気味、まあ贅沢な悩みだが。

2011-02-09

2月8日 All Time Kanaha condition

今日も波は巨大。風も朝から吹きそうな雰囲気。
昨晩石垣の津村さんがマウイ入り、早速オーダーを入れてあったスタンドアップボードとピックアップしに行った。ミニガンタイプのボードでとってもスピードが出そうなボード、色もきれいなレモンイエロー。私も彼のボードに乗らせてもらって自分のボードのサイズを決めようと思っているので楽しみだ。その後私はそわそわしながら海へ、フキパにも寄ってみたが相変わらず大きな波。こんな日にも出たことはあるような気もするが、風も吹いてきそうだけどガスティーの予報。昨日のカナハはとっても楽しかったし、とにかく人が混まない内にカナハで乗ろうといそいで車を走らせた。
カナハには風がまだあまり届いてなかったようで私が着いたときちょうど風が入り始めたようだった。
私は迷わず7mをセッティング。トゥバとべトロンも来ていた。最初のうちはすいていてそのうえアウトで波に乗ってる人は皆いつもレインズで一緒の連中ばっかり。そのころはウインドサーファーも3人くらいしかいなかったので十分好きなだけ波が取れた。最大サイズのセットが来ると完全にクローズアウトしてしまい波乗りにならないが、それのちょっと手前のサイズで置きでもすでに掘れている感じの波を選ぶと凄く長く楽しく乗れる。
大きいとはいえやはりカナハなので気が楽で楽しくて仕方がなかった。レインズで無理して出ようとしないでよかった。

途中セットに巻かれて二つのカイトが落ちているところに遭遇、レインズ仲間のスティーブとブラッドだった。どちらもとっても上手なビッグウエイバー。カイトとはなれてしまっていたスティーブを助けてあげようと、彼を引っ張ってカイトのところまで連れて行こうとしたところ、彼が持った私のリーシュが切れ、彼が泳いで私ももう一度近づくのを待っていたら、急にブラッドがボディードラッグで近づいてきて、彼のカイトが私のカイトに絡まった。スティーブとブラッドが冷静に海の上でこんがらかったのを直してくれたので(ラインの真ん中をカイトが通り抜けたような複雑な絡み方をしていた。皆で一緒に延々と泳ぐ羽目にはならずほっとした。

2時間ほど乗ってたがアウトサイドは全然混んでないのだが、インサイドに帰ってくるともうカイトを降る隙間もないほど混んできたのでいったん上がった。今日はノートパソコンを車に持ち込んで休んでいる間、インターネットでスタンドアップパドルの大会を見ようと決めていたのだ。(mauiのスレーター・トラウトまだ15歳だったと思うが、カイレニーとともに勝ち上がっている)
オアフ島サンセットは8-10ftくらいの荒れたコンディション。かなりハードな波に見えたがそれを果敢に攻めるライダーたちには本当に圧倒された。初代ワールドチャンプのカイレニーは18歳にもかかわらず落着いたすばらしいライディングを見せていたし、多くのダークホース、アンダーグラウンドライダーたちがチューブに入ったり、リッピングしたりと目が離せない。(カイレニー)レジェンドウインドサーファー、マットシュワイツァーの息子であり、ウインドサーフィンを発明したホイルシュワイツァーの孫でもあるゼインもまだティーンエイジャーだが、がんがん攻めていた。私は4,5回生まれ変わってもあんな波には入れないだろうなあ。

なんて見ていたら海に人が減ってきたのであわててもう一回出てみた。セットは完全にクローズアウト、そのうえ風が急に落ち始め、数本しかいい波は乗れなかったが、今日はカナハGoin' offという感じの日だった。

帰り道レインズとフキパを見たらまだ吹いていた。カイトが二人出たらしく、一人はフキパで乗っていた。チャンネルが川のようにうごめき、波もかなり選ばないと難しそうだったけれど彼はちゃんと乗っていた。テイアゴという彼は良くレインズにも来るが最初はドロップインばっかりするので嫌だったのだが寝はいいやつのようだ。ジョーズでのワイプアウトが今年のワイプアウトオブザイヤーにノミネートされてインターネットに乗っていると喜んでいたけど、自分だったらそれは喜んでいいものか、ちょっと疑問ではある。でもちゃんと今日は唯一フキパで何本か乗っていたのだから凄い。最大セットは乗れるようなシェイプではなかったけど本当に大きかった。
もう一人の人は多分ここでのコンディションにはあまり慣れていないのだと思う、ロックしてカイトを破ってしまった。(彼がレインズで乗っているのを一回みたことがあるけど余り上手とはいえなかった)風が悪くてカイトが落ちたと風のせいにしていたけど、他の人は皆それがわかっているから今日は出ていないのだ。プッシュするのは大事だけどやみくもに行くのは意味がないと思う。

何はともあれ、一日怪我もせず道具も壊さずアドレナリン大放出で楽しめた。明日はどうかな?

2011-02-08

2月7日 HUGE waves again!



朝起きたら風がオンショアで10ノット。朝のサーフィンは取りやめになり、がっかり。風向きがシフトして会とできることを願いながら、10時に待ち合わせの場所へ。

コウちゃんと一緒にハイクのクアトロに行き、ミーティングのお手伝い。ビジネスミーティングとはいってもお互い信頼関係がしっかり出来ているのでとても和やかで自分もなんだかいいバイブレーションに触れることが出来ていつもいい気分にさせてもらえる。

その後カイトビーチへ。待ち合わせしていた人に渡すものを渡し、用事終了、でも風がいまいち。サーフィンするには吹きすぎているけれど、カイトするには物足りない。朝からずっとビーチで待っているアンドリューなどサーフボードをもってビーチをいったり来たり3往復はしてるという。
結局彼が11mを張って出て行ったところ、ちょうど風が上がってきて、そのうえ沖の波がどんどんサイズアップし始めた。
レインズがどうなってるかも気になったけれど、ロウアーズも全然混んでいないし、ちょうど新しいボードを試したかったので私も急いで9mをセットアップ。普段9mはめったに使わないので本当なら7mで出たいところだが、あえてカナハだからオーバーでも何とかなると思い9mで出た。これがすべていい方にでた。
まずジミーの新しいプロダクションカイトボードは予想以上にすばらしく、ボトムターンで加速する感じ、そしてトップでスピードが落ちない感じ、シュワンとオフザリップが帰ってくる感じなど一発目から大満足。
クアッドのボードで気に入ったのははじめて。そして新しいノマドの9mもなかなか調子が良かった。戦シーズンのものよりパワーがあり、また良く動くので大きなカイトが動かせない私でもあまり気にならなかった。人も少なく、風が弱いためセットの波はフェイスがクリーンで面ツル。久々にロウアーズを楽しんだ。

遠くのほうで上手なウインドサーファーがいたが、20年来の大先輩、羽隅さんだった。いいセットには必ず乗っていて、他のウインドサーファーは皆ずるずる波を逃すのに、この人だけはきっちり乗って逃さない。そのうえ一番風上のほうからスタートするのに、私がいるかなり風下のあたり、ライフガードタワーの下の辺りまで波を乗りつなぐ。昔から本当に熱心で尊敬していたけど、もう楽に60歳を越しているとは思えない軽がるとしたライディングを見えて、なんだかとっても嬉しかった。帰り道にチェックしたフキパは一気にサイズアップ、巨大になっていた。レインズに戻ってカイトしようとしないでよかった。ジェリーさんがいつか言っていたように、「目の前に波があるときはほかが良さそうだと思っても、その波を乗ったほうが良い」のだ。
(この巨大な波にパドルアウトしていくサーファー、真ん中からちょっと左よりにある黒い点がそれだけれどわかるかな?サーファーの大きさと比べれば波がどれだけ大きいかわかるだろう)ところで今オアフ島のサンセットビーチでスタンドアップワールドカップの第一線のトライアルが行われている。48人の中から4人という厳しい戦い、そのうえ今日はなんと10-15ftの凶暴なサンセット。さすがの凄いメンツもものすごいワイプアウト。ボードが折れたり、リーシュが切れたりとレスキューも多かったらしい。去年12歳のリグスナポレオンが10ftのサンセットでものすごいリッピングを見せて私は仰天したが、今年も何人ものキッズが参戦。コナーバクスター、スレイター・トラウト、バジーカーボックスの息子のコーディーなどなど。デフェンディングチャンピオンンのカイ・レニーの弟12歳(多分)のリッジもでて、これまで経験したことのないような巻かれ方をしたといっているし、ビッグエイブサーファーで有名な人も3つの波でホールドダウンくらったらしい。サンセットで実際に入ったことはないが、どれだけハードか位は予想も尽くし、10-15ftのサンセットにパドルアウトしていくことなんて想像もつかない。今からそんな波に向かっていくキッズたちはこの先どんなになっていくんだろう。凄い世界だ。
今日は途中であまりにハードすぎて中止、明日からもインターネット上でライブが見れる。
www.standupworldtour.com

2011-02-07

2月6日 SUPERBOWL Sunday

今日はスーパーボールサンデイ。一年の一番大きなフットボールの試合をやるのでそれを見るために皆テレビにかじりつきになるため、サーフスポットはその間どこも空っぽになるというとってもスペシャルな日でもある。(いい波にテイクオフするデイブ)
一年の中で感謝祭、クリスマス、ニューイヤーズイブの翌朝(つまりニューイヤーズデイ)そしてこのスーパーボールサンデイが、すいてるサーフィンをスコア出来る日として知られている。
だから私も「今日は波も入ってくるし、風も弱いという予報。午後からがらがらのカナハで思いっきり乗るのだ!」とわくわく楽しみにしていた。
午後から皆テレビに向かうため早朝は混んでいるだろうと言う予想通り、カナハは激混み。そのウエサイズもウエストスウエルのため思ったほどあがっていなかったので、スプレックスに行ってみた。ボードをもって出て行こうとするとシェイパーのビルフットが駐車場で沖を望遠鏡で眺めていたので、「たまに来るお化けセットでどれくらい?」と聞くと、[それほど大きくはない多分6ftくらい」というのでちょっとほっとしてパドルアウト。人数はそれほどいないとはいえ、アウタースプレックスにしてはかなり混んでいるほうで10人以上いたのではないだろうか。(ボックスブラザーズの一人Jrと波に乗るジェレミー)
でも全員知り合い。それもビッグボーイズ(ビッグボーイズと私が呼ぶのは体が大きいわけではなく、大きな波を攻める男らしいライディングをするエキスパートたちのこと)ばかり。
カラマ、Jr. クリスのボックスブラザーズ、マウイライフガードの頭アーチー、ジェレミーリグス、ナッシュのミッキーとデイブ、ランディー、ミルトン、そのほかハワイアンぽい人が二人くらい。
まあ邪魔をしないようにあまりの波をもらっていればいいや、と思っていたけど、皆めちゃくちゃ上手なので波が来ると必ず誰かが乗る。
そしてそれ以外は皆よけるし、奥からテイクオフするのでショルダーにいたら全然波に乗れない。(ナッシュのチームマネージャーミッキーとアウトにでようとしているデイブ)
(そして今日一番のセットだった次の波にテイクオフしたデイブ)
これはカナハの波取り合戦よりある意味競争がハードだ、と実感した。それでもショルダークイーンの私はなかなか皆が固まって団欒しているピークのラインナップにいく勇気が出ずちょっと横にそれたところで波待ちしたり、みんなのライディングを撮ったり、そしてたまにシフトしてこっちに来るピークがある波は周りに誰もいないのでそれに乗って楽しんだ。(ナッシュのスタッフDW)
波はなかなか取れなくてもドロップインする人は皆無だし、皆が順番に波に乗り凄く上手な手本を見せてくれる。特にデイブカラマは皆を圧倒するライディングですばらしかった。最大サイズのセットにまかれても自分が大丈夫だろうという安心感があると海にいるときの気持ちが全然違う。これで、最大セットが8ftだったら私はビビって楽しめないのだろう。練習してれば私もいつかはピークの競り合いにも気分的な余裕が出来るようになるのだろうか。それともこれが私の個人的な限界なのか?もうちょっとがんばるためにはもっと潜ったりする練習もしないとだめだなと思う。
(デイブのディープなボトムターン)
デイブは彼のトレーニンググビデオを作っているらしいけれど、それの女性モデルをやってくれないかと海で聞かれた私は即座にNOと答えてしまった。まずビーチワークアウトをこなせる自信ゼロ。それにもっと若くて健康的でそれでいてスタンドアップも上手な人がたくさんいるからそういうほうがDVDにも映えるから、文章ならいくらでも書くけどモデルは無理ですと断ったのだが、せっかく誘ってくれたことをむげもなく断ってしまって申し訳なかった気持ちも少々。モデルはしたくないけどビーチワークアウトのトレーニングを横で見ながら学びたいとは思う。

2月5日 ガールズナイト

風邪がなかなか抜けず昨晩は咳が止まらなかった。気分は悪くないのだがとにかく早く直したいので海には行かずに家で用事を済ませる。

朝ランディーから電話があり昨日のところにまた来てて、今日はランディー、ブライアン、そしてカラマ、JR,クリスのボックスブラザーズが来ているという。せっかくうまい連中と一緒にセッションできるチャンスだけど波も小さくなったというし、無理しないで休むことにした。波はサイズダウンしたが、すでにカウアイやオアフでは次のうねりがヒットして大きいらしいので夕方にはまたあがってくることになる、そして明日はスー パーボールサンデイ(シーズンのハイライト的フットボールの試合でこの日は例年波も良くてすいているという一年に数回ある特別な日)なのでそれまでに体調を整えておきたい。(竹富島の民宿での雑魚寝)
夜はカイト仲間のガールフレンドたちが遊びに来てくれた。トウバ、スージー、そしてトレーシー。この3人とはいろんなところを旅したり、撮影したりしていて、それぞれ皆旅していることがおおいのでなかなか4人一緒に会うことはない。もしかしたら2年前に旅したドミニカ共和国とネッカー以来かもしれない。久々に4人で同窓会気分だった。始めてスージーにあったとき彼女はたぶん17歳。それが今はもう26歳、トウバももう30歳。二人は歳をとったというけれど、私に言わせて見れば26歳から30歳くらいが一番勢いがあっていろいろ楽しい時期だった気がする。(ヴァージングループ会長リチャードブランソンのプライベートアイランドネッカーにて)
まだまだ若いものだ。それぞれ歳は違うけれど一緒に旅すると笑いっぱなしで楽しい仲間、そしてそれぞれのアプローチでカイトを追求し続けている同志としてとっても大切なガールフレンドたちだ。

2011-02-05

2月4日 スパルタンズ

鼻かぜがなかなか抜けない。気分が悪いわけではないのだが、完璧な状態でもなくなんとなくボーとしているので朝も、さあやるぞっとすっきりモチベーションをあげることが出来ない。それでも風がグラッシーでまだ波もありそうだったので結局のそのそと遅めの出発。カナハは波が小さく絶対混んでいると思い、まずはママスチェック、出来ないわけではないがなぜか今日はきれいに波が割れてなくてちょっとよれよれしている。横のノリエガズでは二人スタンドアップがいたがそれほど長く乗れる波ではなさそうだった。アウタースプレックスに行くといっていたランディーに電話してみると(彼は電話やさんで海に入っているときも携帯電話を持っている)アウタースプレックスは小さいけどその隣のピークにいてランディー、ジェレミー、デイブの3人だけだという。迷わずここに行くことにした。ベイビービーチからパドルアウトしてボールドウインパークの沖で割れるリーフに向かう。ここはスパルタンズト呼ばれるところで、ダウンウインドしているときよくここで思いがけず浅いところで波がわれまかれたりするのだが、波が巨大なときはトウインも出来るスポットになる。パドルアウトしていくと向こうから一人帰ってくる人がいた、ジェレミーはたぶん仕事に出かけなければならないのだろう、早めに終了。沖に点のように見える二人は頭くらいのクリーンな波をびしびしリピン具していて楽しそう。私のパドルも自然と早くなっていく。

波が大きな日にここに来たらものすごいのに巻かれそうで怖いけれど今日のように小さい日で、一番大きなセットに巻かれてもめちゃくちゃ怖いということはない日にはとっても楽しい。それでいて、アウターリーフだけあってパワーはあるしスピードが出る。カラマたちはぼこっと浅くなってるバブルの奥からテイクオフし、チューブを抜けようとしてたりしていたが、私はぼこっのオッからテイクオフすると必ずそこで引っかかり、波を抜けられないのでボコの手前からテイクオフ。それでも十分長く乗れて楽しかった。(デイブカラマ大先生)
近くでデイブのリッピングが見れたのもボーナス。彼は体重は多分私の2倍あるが私と同じ長さのボードに乗っていた。もちろんデザインは全然違うのだが。バーチカルなオフザリップやチューブやらとにかく巻かれまくってはいたけど楽しそうに突っ込んでいた。見渡す限り大きな海に3人だけでいい波に乗れた今日は本当にラッキー。
(こちらはランディー)
お昼ごろビーチに戻るとちょうどすこしオンショアになったが、それでも一日中風は弱くサーフィン日和だった。
午後はおとなしく風邪を治すために休養、明日こそは完璧な状態に戻っていますように。

2011-02-04

2月3日 Jimmieおじさんのリタイア生活

波はサイズダウン、朝のうちはサーフィンが出来そうだったが昨日同様イーストの風で、お昼前から風が上がってきた。見るからにガスティーそうな風でやる気消滅。でもそんなぶつぶつ文句言わずに練習すべきだという引け目も感じる。体の調子がいまいちで鼻が詰まったまんまなので何にもにおいがわからないし、咳が出るので、悩んだ末今日は休むことにした。(朝11時ごろのパビリオン)
お昼にでる前に以前ヨガリトリートに参加してくれたまどかさんとパイアで待ち合わせ。もともとハワイ好きで私以上にいろいろ情報を持ってるくらいマウイ通。マナフーズで待ち合わせしてちょっとの間だけれどパイアの町を見て回った、ここに住んでいてもパイアの町をうろうろすることはほとんどないし、ここの所パーキング事情が最悪なので通り過ぎるばかりだったが久々に歩いたらいろいろ新しいお店が出来ていた。

その後もう一度レインズチェック、やっぱり風が悪そう。一人出ていてまあ上手に乗っていたけど、フキパに毎日いるカメラマン、ジミーに前々から会いに行く約束をしていたので行ってみることにした。
ジミー・ヘップおじさんは最近仕事を退職しリタイア人生を送っている、といってもリタイアしてからのほうがもっと忙しく動いているよと彼自身言っていたように、どんな熱心なウインドサーファーよりもまじめに毎日フキパに通い、写真を撮りつづけている。シャッターオスだけなら誰でも出来る、と思う人もいるかもしれないが、あれだけ毎日必ず来てまたあの膨大な写真の数を毎日編集し、さらにはフェイスブックにアップしたりする作業はものすごい大変なことだ。
ウインドを撮るカメラマンはたくさんいるけど、こうやって日常的にどんな日も必ずいてくれるカメラマン、そして頼めば安い料金でプロでなくても自分のベストショットが手に入る、そんなカメラマンの存在はとってもありがたいものだと思う。
マウイのローカルだけでなくヨーロッパは海外から来た旅行者もジミーさんに申し込み、思い出になる写真を撮りためてもらってるひとがたくさんいるし、プロも毎日いてくれるので一発のいいライディングも逃さず撮ってくれるため、そのなかのいいものが広告に使われたりもする。
私はウインドをしなくなってからあまりフキパにはいかなくなってしまったが、彼の撮る写真で、ああ、今日リッピングしていたのはあの人だったのか、とか新しいマヌーバーをやってるライダーたちの様子を知ることが出来てとっても楽しい。

ライダーも毎日地道に練習するのは大変だけれどとっても大事、カメラマンもコンディションが言い悪いにかかわらずその場にいることは地道な努力だけれどとっても大事なことなのだろう。彼の疲れを知らない精力的な撮影と仕事ぶりは尊敬に値する。彼のウエブサイトはwww.jimmiehepp.comだけれど、いまはFacebookにほとんどの写真をアップしてるようだ。ぜひチェック!毎日のフキパの様子がよくわかるはず。
日本からやってくるフキパで乗るウインドサーファーは、マウイに着いたらまっすぐにフキパの岩場にはりついて写真撮影しているジミーさんのところに行って、申し込み、自分のセールや目印を教えるべき、何しろ100ドルで50枚ほどのプロフェッショナルなライディングショット満載さのDVDが手に入るのだ(この夏には値上がりするといっていたけど)、それも天下のフキパでもライディングが。英語が苦手な人は私を通してくれれば喜んで紹介いたします。なによりのハワイ土産になるのでは?

今日フキパで前半目立っていたのは久々にマウイに戻ってきたリーバイ。やっぱりキレがちがう。私も風を選り好みしてないで、たとえばレインズが良くないならカイトビーチに行ってできることを練習しなくちゃなあ。地道な努力がもっと必要だ、反省。